著者:

痛みに配慮した治療とは

痛みに配慮した治療とは

「歯医者の治療は痛そうで不安…」「治療中が怖い」と感じている方は多いのではないでしょうか。過去の経験や、音、器具の振動を想像するだけで緊張してしまうこともあるかもしれません。

当院では、そうした患者さまの気持ちに寄り添い、痛みに配慮した治療を心がけています。安心して治療を受けていただける環境作りに努め、治療中も不安な気持ちを少しでも和らげられるようサポートしています。

このようなお悩みはありませんか?

  • 麻酔や治療の痛みが不安
  • 歯医者に行くのが怖い
  • 過去に治療で痛い思いをしたトラウマがある
  • 長時間の治療がつらい
  • 歯を削るときの振動や音が怖い

痛みに配慮した治療の
こだわり

当院では、痛みに配慮した治療を実現するために、次のような取り組みを行っています。

安心のカウンセリング

安心のカウンセリング

当院では、治療前にじっくりと患者さまのお話をお伺いしています。どの部分が気になるのか、どんな治療を希望されるのかを丁寧に確認し、一緒に最適な方法を考えていきます。「どの麻酔方法が良いか」「治療の順番はどうするか」など、具体的な内容までしっかり相談できるため、不安を少しでも減らし、納得したうえで治療を始められます。

当院では、患者さまとのコミュニケーションを何より大切にしています。カウンセリングを通じて気になることや心配なことを遠慮なくお話しいただき、落ち着いて治療を受けられるよう配慮しています。

患者さまの負担を減らす精密治療

CTによる精密診断

CTによる精密診断

歯を長く守るためには、事前の正確な診断が欠かせません。当院では、体への負担が少ない低被爆の高精度CTを導入し、必要に応じて検査に活用しています。従来のレントゲンでは平面的にしか見えなかった部分も、CTなら3次元で詳しく確認できます。これにより、トラブルの原因を正確に把握し、より適切な治療計画を立てることが可能です。

マイクロスコープの活用

マイクロスコープの活用

当院では、マイクロスコープを使って治療部位を大きく拡大し、肉眼では見えにくい部分までしっかり確認します。これにより、必要以上に歯を削らずに済み、負担や痛みをできるだけ抑えられます。さらに、精密な処置によって治療後の違和感や不快感も軽減できます。

5倍速コントラの使用

5倍速コントラの使用

痛みに配慮した治療では、従来のドリルに比べ回転数を細かくコントロールできる5倍速コントラを使用しています。余分な力や振動を抑えて歯を削れるため、痛みや不快感を大幅に軽減できます。さらに、削る際の「キーン」という音がほとんど出ないため、音が苦手な方でも安心して治療を受けられます。

痛みを抑える麻酔の工夫

笑気吸引鎮静法

笑気吸引鎮静法

歯科治療に対して強い不安や恐怖心をお持ちの方には、笑気吸引鎮静法という方法があります。笑気ガスを吸入することで、意識はそのままに心身がリラックスした状態になり、痛みや恐怖感をやわらげます。吸入中も会話ができるため、不安なことをその場で伝えられます。さらに、治療後はガスを止めると数分で覚醒し、回復が早いのも特徴です。

こんな方におすすめ

  • 歯医者が怖くてなかなか治療を受けられない方
  • 嘔吐反射が強く、型取りや治療でつらい経験をした方
  • 小さなお子さまや、初めての治療で怖さを感じている方

笑気吸引鎮静法は体への負担が少なく、安全性の高い方法です。歯医者が苦手な方も、安心して治療を受けられるサポートとしてご活用いただけます。

極細の針

極細の針

注射の痛みは、針の太さで変わります。針が太いほどチクッとしやすいのですが、当院では非常に細い「35G(ゲージ)」という極細の針を使用しています。細い針を使うことで歯ぐきへの刺激がぐっと減り、痛みを感じにくくなります。

電動麻酔注射

電動麻酔注射

当院では、歯ぐきに効かせる浸潤麻酔や、奥の神経に効かせる伝達麻酔にも対応しています。さらに、これらの麻酔をより快適に受けていただくため、電動麻酔器「ニプロジェクトペン」を採用しています。

薬を入れるスピードや圧力を一定にコントロールできるため、歯ぐきが急に膨らむような不快感や痛みを抑えることができます。注射が苦手な方やお子さまも、安心して受けられるやさしい麻酔方法です。

表面麻酔

注射前に歯ぐきの表面に麻酔薬を塗布することで、針を刺す際の「チクッ」とした痛みを和らげます。当院では、塗布タイプや貼付タイプを症例や部位に応じて使い分け、麻酔時の痛みや不安をできるだけ軽減できるよう配慮しています。

麻酔ウォーマー

当院では、麻酔時の痛みを少しでも和らげるために、麻酔薬ウォーマーを使用しています。麻酔薬を人肌程度に温めることで、注射時の冷たさによる刺激を軽減でき、針が入る瞬間の痛みを抑えることができます。

また、温められた麻酔薬は体内によりスムーズに拡散するため、麻酔の効きも早くなり、治療中の不快感や緊張を軽減する効果も期待できます。

痛みに配慮した治療の内容

当院では、できるだけ歯を削らない治療を心がけています。

コンポジットレジン

コンポジットレジンは、歯の色に近い白い樹脂で歯を修復する治療法です。小さな虫歯や歯が欠けたときに用いられることが多く、自然な見た目に仕上がります。削る量を最小限に抑えられるため歯への負担も少なく、処置は短時間で終わることが多いです。場合によっては、麻酔を使わずに治療できることもあります。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングは、歯の色に近い樹脂を使って歯の形や色を整える治療です。小さな虫歯や欠けの修復に使うコンポジットレジンと違い、見た目の美しさにもこだわり、歯の形や隙間の調整ができます。

治療中に色や形をその場で微調整できるため、「もっと自然にしたい」「この形にしたい」という希望にも柔軟に対応可能です。さらに、歯を削る量を最小限に抑えられるので、自分の歯を大切にしながら、自然で美しい仕上がりを目指せます。

痛みに配慮した治療のよくある質問

  • 麻酔が効きにくい場合はありますか?

    はい、麻酔の効きには個人差があります。例えば、歯や歯ぐきに炎症がある場合や、部位によっては麻酔が効きにくくなることがあります。また、体質や緊張状態によっても痛みを感じやすいことがあります。

    当院では、必要に応じて追加の麻酔や麻酔方法の変更を行い、痛みを感じにくいよう配慮しています。

  • 小さな虫歯の治療でも麻酔は必要ですか?

    小さな虫歯の場合は、麻酔をしなくても治療できることが多いです。ただし、削る場所や深さによっては痛みを感じやすいことがあります。

    その場合や、不安が強い方には麻酔を使い、できるだけ快適に治療できるよう配慮しています。麻酔を使うかどうかは、患者さまのご希望をしっかりお伺いして決めますので、ご安心ください。

  • 治療中に不安や緊張を感じた場合は、どうすればいいですか?

    治療中に不安や緊張を感じたら、左手を挙げて合図してください。その場で治療を止めて、ひと休みしてから再開します。もし緊張が続いて治療が難しい場合は、次回の治療で笑気ガスを使う方法もご提案できますので、遠慮なくお知らせください。

痛みに配慮した治療の
ご相談

痛みに配慮した治療のご相談

歯医者が怖い、治療中の痛みが不安…そんな方も、安心して通えるようスタッフ一同でサポートします。治療の希望や不安は、初診やカウンセリングでしっかりお聞かせください。

一人ひとりに合わせたペースで丁寧に説明しながら治療を進め、痛みや不安をできるだけ抑えるよう工夫しています。不安なことや疑問に思うことがあれば、どんな小さなことでもまずはお気軽にご相談ください。