ブログ

Blog

  • HOME
  • 歯茎が下がる原因って何?歯磨き習慣や歯周病など複数の要因

歯茎が下がる原因って何?歯磨き習慣や歯周病など複数の要因

歯茎が下がる原因って何?歯磨き習慣や歯周病など複数の要因 のアイキャッチ画像

「以前より歯が長く見える気がする」と鏡を見て気になったことはありませんか。冷たいものを口にしたときに、歯の根元がキーンとしみるようになった方もいらっしゃるかもしれません。その違和感、実は歯ぐきが下がる「歯肉退縮」のサインであることが多いんです。

歯茎が下がる原因は歯周病・歯磨き・噛み合わせなど複数重なります

歯茎が下がる原因は一つに絞れることはあまりなく、いくつかの要因が同時に重なって起こることがほとんどです。歯周病、力の強い歯磨き、噛み合わせの負担、加齢による組織の変化などが代表的な要因として挙げられます。まずは全体像を一緒に整理していきましょう。

歯周病・生活習慣・加齢が重なって進行することが多い

歯ぐきが下がる背景には、歯周病による組織の破壊、力を入れすぎた歯磨き、歯ぎしりや食いしばり、喫煙、不十分な口腔ケアなど、複数の要因が絡んでいます。もともとの歯ぐきや骨の厚みも影響し、薄い方はブラッシングの刺激や炎症に対する抵抗力が弱いため下がりやすい傾向があります。

45歳を過ぎると歯ぐきのトラブルが増える傾向があります

e-ヘルスネットによると、歯周ポケット(4mm以上)の保有者の割合は高齢者層で高値を示し、45歳以上で過半数を占めています[1]。年齢を重ねるほど歯ぐきの状態に変化が出やすいということですね。だからこそ、若いうちからのセルフケアの積み重ねが大切になってきます。

当院では担当制の歯科衛生士が経過を継続して見ています

駒沢みんなの歯医者では、毎回同じ歯科衛生士が担当する体制を取っています。「前回より少し下がってきているかも」という小さな変化にも気づきやすく、その方の歯並びや磨きぐせに合わせたケアを一緒に続けていけるのが、担当制の良いところだと感じています。

力の強い歯磨きは歯ぐきを傷つけ後退を早めます

力を入れすぎた歯磨きと優しい歯磨きで毛先の広がり方が違うことを示す比較図

「しっかり磨かなきゃ」という真面目な気持ちが、実は歯ぐきを傷つけていることがあります。力を入れすぎたブラッシングは歯ぐきの組織を傷つけ、退縮を早めてしまう要因のひとつです。まずは力加減を一緒に見直してみましょう。

適切なブラッシング圧は毛先が広がらない程度が目安

日本歯周病学会監修の資料では、適切なブラッシング圧は100~200gとされていますが、歯ブラシによっても異なり、同じ人がブラッシングしても硬毛の歯ブラシを用いた方がブラッシング圧は強くなります[2]。毛先が歯に当たったときに広がらない程度、というのが分かりやすい目安ですよ。

毛先が開いたブラシは交換のサインです

同資料では歯ブラシの毛先が開いてくるとプラーク除去効果が低下するので、通常1~2ヶ月で新しい歯ブラシと交換しますと示されています。「まだ使えそう」と思っても、毛先の広がりは見えにくいものなので、月に一度は鏡でチェックする習慣をつけてみてくださいね。歯肉の炎症が強い時期は、軟らかめの歯ブラシに切り替えるのもひとつの工夫です。

夜だけはフロスを、鏡を見ながら小刻みに

一日の中でどうしても時間が取れない日でも、夜だけはフロスを通す習慣をつけてみましょう。歯ブラシは鏡を見ながら1本ずつ小刻みに動かすと、力の入れすぎに気づきやすくなります。露出した根元は歯垢が付きやすい反面、力を入れると余計に傷つきやすい部分でもあるため、専用パウダーと水で表面をやさしくクリーニングするエアフローのような方法も選択肢になります。詳しくは歯科のエアフローって何?仕組みと効果、受ける前に知っておきたいことをご覧ください。

歯周病が進むと歯を支える組織ごと歯ぐきが下がります

歯周ポケットが深くなり歯を支える骨と歯ぐきが下がっていく断面図

歯磨きの力加減とあわせて意識したいのが歯周病です。歯周病は歯ぐきや歯を支える骨(歯槽骨)に炎症が広がる細菌感染症で、進行すると組織が破壊されて歯ぐきごと下がってしまいます。歯磨きの見直しと同じくらい、歯周病のケアも欠かせません。

歯ぐきの出血がある人は年齢を問わず約4割

e-ヘルスネットの解説では、歯肉出血がある人の割合はどの年齢階級も4割前後と概ね一定した値を示していますとされています[1]。年代に関係なく多くの方に見られる症状ということは、決して珍しいサインではないということです。歯ぐきから血が出ると驚きますよね。毎日のケアを少し見直すことから始めてみましょう。

歯周ポケットが深くなると歯ぐきが下がって見える

歯周病が進行すると歯と歯ぐきの境目の溝(歯周ポケット)が深くなり、歯を支える組織が失われることで歯ぐきの位置が下がって見えるようになります。放置すると歯のぐらつきにもつながるため、早めのスケーリング(歯石除去)や歯周組織の検査が大切です。歯周病予防の具体的な方法は歯周病予防で大切なことは?効果的な予防方法を紹介で詳しく解説しています。

当院では基本治療から外科治療まで段階的に対応

駒沢みんなの歯医者では、スケーリングやSRP(歯石や汚れを取り除く処置)といった基本治療から、必要に応じてFOP(歯ぐきを開いて内部を清掃する処置)や歯周組織再生療法まで、進行度に応じた治療をご案内しています。歯科用CTで歯を支える骨の状態を確認しながら、段階を踏んで進めていくことを大切にしています。

歯ぐきが下がると知覚過敏や虫歯のリスクが高まります

露出した歯の根元がしみやすい仕組みを示す断面図

歯ぐきが下がると、これまで覆われていた歯の根元が露出します。根元はエナメル質のように硬い組織で守られていないため、しみやすく虫歯にもなりやすい部分です。見た目の変化だけでなく、機能面への影響も知っておきたいポイントです。

露出した根元は冷たいものがしみやすくなります

歯ぐきが下がって歯の根元が露出すると、冷たいものや歯ブラシの毛先の刺激が神経に伝わりやすくなり、知覚過敏として感じられることがあります。奥歯では気づきにくく、しみを我慢しているうちに進行しているケースも少なくありません。気になる症状がある場合は、我慢せずに相談してみてくださいね。

根元の虫歯は進行が早いので定期検診が目安になります

根元は歯の中でも構造的にやわらかく、一度虫歯になると進行が早い傾向があります。だからこそ、3〜4ヶ月に一度の定期的なメンテナンスが目安になります。当院の予防歯科では、担当の歯科衛生士がお口の状態を継続的に把握しながらケアを行っています。通院の間隔について詳しくは予防歯科の頻度はどのくらい?適切な通院間隔を解説をご参照ください。

まとめ

  • 歯茎が下がる原因は歯周病・力の強い歯磨き・噛み合わせ・加齢など複数の要因が重なって起こることが多いです
  • e-ヘルスネットの調査では、歯周ポケットの保有者は45歳以上で過半数、歯肉出血は年代を問わず約4割に見られます
  • 適切なブラッシング圧は毛先が広がらない程度で、1〜2ヶ月に一度の歯ブラシ交換も退縮予防に役立ちます
  • 歯ぐきが下がると露出した根元がしみやすく虫歯にもなりやすいため、3〜4ヶ月ごとの定期検診が目安になります
  • 駒沢みんなの歯医者では担当制の歯科衛生士が継続的にお口の変化を見ながら、段階に応じたケアをご案内しています

歯ぐきの下がりが気になる方は、まずWebフォームまたはお電話でご相談ください。継続的なケアの方法もご案内します。駒沢みんなの歯医者は駒沢大学駅から徒歩4分の場所にあります。初めての方へ(初診の流れ)から診療の流れをご確認いただけます。

駒沢みんなの歯医者に相談する

参考文献

[1] e-ヘルスネット(厚生労働省)「歯周疾患の有病状況」e-healthnet.mhlw.go.jp

[2] 日本歯周病学会監修「ペリオブック:正しい歯のブラッシング方法をご存知ですか?」periobook.perio.jp

関連記事

予防・定期検診の記事を見る

カテゴリ

当院について

駒沢大学駅徒歩4分の「駒沢みんなの歯医者」です。地域に根ざした“家族で通える歯科医院”として、お子さまからご年配の方まで、幅広い世代の患者さまに安心してご来院いただけるよう、丁寧な説明とやさしい治療を心がけてまいります。

ご予約はこちら

03-6805-5455

平日10:00-20:00
土曜10:00-17:00

タップして電話をかける 24時間受付WEB予約